「総合的な学習」での環境関係の授業も増えてきています。森林への取り組みの場合、やはりフィールドが重要になってきます。ここでは「学校林」をもっている場合と、持っていない学校の取り組みを紹介します。
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[学校林のある学校]
学校林を蘇らせ、活用する
東頸城郡牧村小学校の場合
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5年生を対象にした森林学習のフィールドとして。いままでも学校林での観察など行われてきましたが、森林資源の活用という点で、改めて学校林に注目。森林学習、間伐作業、下草刈、間伐材を利用した「砂場づくり」まで、森林ボランティア団体(NPO)のコーディネートの下に、地元の森林組合、木工所、建築関係者などの協力を得ながら進めた。 |
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学校とNPOとでプログラム検討
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森林体験
(間伐見学、間伐材の玉切り体験、学校林内の潅木切り体験) |
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協力関係図
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環境学習として、地元の団体や事業所との協力関係づくりが、第1のポイント。そのコーディネート役を環境団体が担った。また、県の出先機関(林業事務所)の授業協力など学校・地域・行政・NPOがそれぞれの役割分担を担いながら実施した。
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協力関係団体・機関
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森林ボランティア団体、学校、上越林業事務所、地元木工所、保護者、森林組合 |
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[学校林のない学校]
アルプホルンづくりを通してゼロエミッション
上越市戸野目小学校の場合
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校長先生の呼びかけで、PTA有志、教職員有志、戸野目小学校アドベンチャークラブの3者で「アルプホルンを創る会」をつくってスタート。ホルンづくりを通して、森林資源のゼロエミッション(※)、森林学習を6カ月間(延べ78時間)にわたって実施した。アルプホルンづくりには、学校・PTAとNPO、生産森林組合、行政(新井市)など、新しいネットワークと協力で行われた。
※ゼロエミッションとは、産業廃棄物ゼロという新しい社会を探るために国連大学が推進しているプロジェクト。自然界のものを捨てることなく有効に活用していくこと。例えば兵庫県では、この推進にあたって森林を対象にした「森のゼロエミッション計画」を推進している。アルプホルンづくりを通したゼロエミッションとは、アルプホルン用に切り出された間伐材の樹皮・造る際に出る木屑(チップ)すべてを有効利用しようという試み。
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1. チャレンジする心を子どもたちに伝えていく
‐‐→ 未知のアルプホルンに挑戦
2. 学校と地域のふれあいの場づくり
‐‐→学校とPTA、地域、環境団体が一緒に汗を流し共同の体験を行う
3. 循環型社会の実現
‐‐→アルプホルンづくりを通して、循環型社会のあり方を体験する。 森林の大切さ、資源の有効利用を体験しながら学ぶ |
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森林ボランティア〈NPO〉が伐採 |
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間伐材は新井市上平丸の生産森林組合が場所の提供 |
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PTA,地域の事業所、川口ホルンの会(新潟県川口町) |
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子どもたちにアルプホルンづくりを通して、森林環境を考えて欲しいという学校側の思いがスタート台に。PTAがこれに応え「創る会」を立ち上げた。学校と森林を結ぶパイプ役に「森林ボランティア団体」(NPO)が役割を担う。失敗も体験しながら、6ヶ月の長期間作業を支えたのは「楽しむ」という姿勢。 |
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関係協力団体・機関
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PTA、上平丸生産森林組合、新井市、NPO、戸野目小学校区地域 |
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