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「今度はみなさんの頭の上を見てください!」ということで天頂の星を観察です。
天頂でこう然と輝く3つの一等星、こと座の「ベガ」わし座の「アルタイル」そして白鳥座の「デネブ」この3つの星を結ぶ三角形を≪夏の大三角形≫と呼ぶんですって。特に天の川のうえを優雅に飛ぶ白鳥座の姿は、ゼウスの神がスパルタ王妃レダに合いに出かけるときに、変身した姿だと言われているそうです。ロマンチック…ですよね。 |
ところで「ベガ」と「アルタイル」の間に流れる美しい「天の川」、その正体はなんだと思いますか?
実は私たちの住む2,000億個の星の集団「銀河系」の姿を内側からながめているものなのだそうです。射手座付近で特に太く明るくなっているのは、ここに銀河系の中心があるからなのだそうです。 |
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天頂の星座 11月頃まで見えます。 |
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◆時にはタイムトラベラー
地球から織姫(こと座のベガ)までの距離は25光年。1秒間に30万キロメートル(地球を7周半)進む光で25年かかる距離です。言い方を変えれば、25年前、織姫を出発した光が今、私たちの目に飛び込んできているということ。つまり、今、私たちが見ているのは25年前の織姫の姿ということです。星空を見上げる時、私たちはタイムトラベラーなんです。
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