ずっと一緒に

ずっと一緒にの一場面

あらすじ

小学校の裏にある森は、さまざまな遊び場といやしの空間を少年に与えてくれていました。ある日、少年は自分の一番のお気に入りの木が切られようとしているのを見つけました。必死に木を守ろうとしましたが、とうとう木は切られてしまいました。少年は悲しい気持ちのまま冬を過ごし、やがて春が来ました。

木のささやきを聞いた少年は再び森へ出かけました。そこで少年が見たものは、前よりも明るく、いきいきとした森でした。木が切り倒されたあとに小さな花々が咲いているのを見つけた少年は、切られるときに木が言った言葉の意味を理解しました。

そして、小さな花や芽を踏みつけないように、そっと帰ることにしました。

緑の百年物語 森のかみしばいページへ戻る