ワンダーキャラバン3回目は、 手漉き和紙に挑戦! 東蒲原郡上川村「小出和紙工房」を お訪ねしました。
今回、取材に来たのは雪がコンコンと降る上川村。この工房の主人で和紙の名人、伊藤一雄さんにまいが本場の和紙づくりを教えてもらいます!がんばるから、最後までヨロシク!
この小出和紙というのは新潟県の無形文化財で、伊藤さんは40年以上たずさわっているのだそうです。
和紙の名人
伊藤一雄さん
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和紙は主に3種類の原料があります
。伊藤さんがふだん使われている
「こうぞ」
、お札の原料になる
「みつまた」
、昔のガリ版などに利用した紙を作る
「かんぴ」
などです。
伊藤さんはこうぞを畑で栽培していています。春に芽が出て、雪が降る前に刈り取ります。昔は自然に自生するこうぞを使っていたそうです。
和紙の原料
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「みつまた」
「こうぞ」
繊維の表皮である
「甘皮」
を残してはぐ
「なぜ皮作業」
を行ったものにソーダ灰を加えて4間煮ます。このために伊藤さんは夜中の1時に起きるのです。スゴイ!
こうして
煮熟すると不純物が除かれて、和紙づくりに使う繊維が取れます。
この作業は長年の経験がモノを言うので伊藤さんでさえ「まだ、難しい」と話されます。
根気とカンが
必要だそう
和紙づくりに
使われる清流
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煮熟して抽出された繊維は、さらに水洗で不純物を溶かし、手作業でゴミや傷のある繊維をていねいに取り除きます。
その後、繊維は打解機で打ってこなしてから、叩解に入れてやっと完成。
ウワ〜、手間がかかるんだね〜!
←
打解機で繊維
を突きます
次に叩解機械に
入れます↓
昔はこの棒で
叩いていたそう
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