「それではおなかが一杯になったところでちょっと運動」といいながら小林インストラクターが取り出したものは火おこしセット。
 まずは先生のお手本を見せていただきます。ベニヤ板にのせた杉の火きり板火きり棒を固定、縄を使ってでぐるぐる回します。その摩擦で火ダネができますので、素早く麻紐で作った着火材へ移し、ふうふう吹いて火を起こします。

 「また失敗!」「ついたー」「がんばって!」あちこちで歓声があがります。どの家族もみんな真剣、そのうち、あちこちから煙が上がり始めます。
 今日参加の家族は、サバイバルもへっちゃらかも?!
ゆきじかんばれ〜! 3人力を合わせて
火の粉が出た!
「火起こし」
●コウモリとガ
 続いて深井インストラクターの指導で"ネイチャーゲーム"を楽しみました。
 最初に"コウモリとガ"というゲームをやりました。参加者が手をつないで作った輪の中で、目隠しをしたコウモリ役の人が、声を頼りにガの役の人を捕まえるという楽しいゲームです。「バット、バット!」「モス、モス!」みんな大はしゃぎしながらも、動物界の「食う、食われる」の関係を学びました。
「バット、バット」「モス、モス」
「コウモリとガ」
●音いくつ?
 次に"音いくつ?"というゲームをやりました。じーっと目を閉じて座ったまま1分間、まわりの音に耳を傾け、いくつ音が聞こえたか数えるゲームです。
 [川のせせらぎ] [鳥の鳴き声] [風の音] [人の足音]などいろいろな音が聞こえた中で自動車の音だけはやっぱり他の音と調和しないような気がしました。

 このように耳を澄ますと、日頃聞き逃しているような自然のいろんな声を聞くことができます。みなさんも、ぜひやってみてください。
ひとつ、ふたつ...いくつきこえた?
◆ネイチャーゲームとは
 最近では耳慣れた言葉かもしれませんが、この"ネイチャーゲーム"というのは、遊びを通じて自然とふれあったり自然の働きを学んだりできるようプログラムされたゲームのことなのだそうです。
 本日最後のメニューはネイチャークラフト。木の実や小枝、木の葉やツルなど、自然の素材を使っておもちゃやマスコットを作ります。
●松ぼっくりのクリスマスツリー
 最初に作ったのは"松ぼっくりのクリスマスツリー"少し太めの木の枝を輪切りにしたベースのうえに小枝で松ぼっくりをつけただけの簡単なもの。とてもかわいいでしょう?!
●イタドリのブタ笛
 次にみんなで"イタドリのブタ笛"を作りました。材料はイタドリの茎と笹の葉です。作り方は右の図の通り、「ブーッ!ブーッ!」とあちこちでにぎやかな音色が聞こえてきます。
ちっちゃいツリーもできた! 真剣に、気をつけて!
こんなリードで音が出ます ブタ笛の大合奏
◆イタドリのブタ笛の作り方
 楽しかった一日もあっという間に過ぎてしまいました。最後はみんなで記念撮影。「楽しかったね!」「また来たいね!」さまざまな想いを胸に、それぞれ帰路につきました。
 スタッフも参加者のみなさんと一緒に楽しい一日を過ごさせていただきました。そしてまたあらためて、森が大好きになりました。
全員集合
 
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