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ここには2つの炭焼き窯がありました。 ひとつは「黒炭窯(こくたんがま)」。住宅建材の端材や、間伐した木などを炭にしています。
こちらではおとといの午後からナラの木が焼かれているとのこと。ちょっとのどがむせるようなモクモクとした煙が出ていましたが、こんな煙が出ているときは、内部がよく燃えている証拠なのだそうです。
そしてもうひとつは「蓋付わりばし窯」わりばし専用にオ−ダ−メイドしたもので、一度に約9万本のわりばしを炭にできます。
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●循環の仕組み
使う原料であるわりばしの重さは約2グラム、主に炭素でできていますが、それをゴミとして燃やせば空気中の酸素と結びつき、地球温暖化の大きな原因である二酸化炭素(約3グラム)となります。
わりばしを燃やさずに炭にすることで、炭素を固体の形で再利用できるばかりでなく、使用済みの炭は土に返すことでバクテリアが分解し、また植物の栄養分として再生していきます。
つまり炭素を固体のまま循環させることで、地球温暖化防止に一役買っているわけです。
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新しく作った黒炭窯
廃物利用の鉄釜が使われています |
こちらもできたばかりの 蓋付わりばし窯 |
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煙からは木酢液がとれます
これ実は正露丸の原料 |
温度を測って中の状態を知ります |
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