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新潟県全域　～にいがた緑の百年物語地域のおたより～

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「美しいものを嫌というほどたくさん見て、楽しさを伝えてほしい。山に入って、少しでも良さを見つけて人に語ってほしい。美しいものをみて、人の心はきれいになるのです。どうか皆さんも、この美しい森を大切にする心を忘れずに。」と理事長伊藤文吉より松之山緑の少年団に返礼の言葉をかけました。

伊藤理事長ほか、来賓によるブナの苗木の記念植樹

　子供達と森林観察にでかけることが多い。森林にはいろいろな樹木や草本植物が隙間のないほど競い合いながら生きている。それは殆どの植物は光合成でエネルギーを確保するためだ。森林に暮らす動物もたくさんいる。小鳥たち、その餌となる蝶や蛾の幼虫、子供達の好きな昆虫、ヘビ、トカゲ、鼠や兎そして大型動物も・・・動物は植物が生産したエネルギーを食べ、あるいはその動物を食べて（食物連鎖）生きている。また、森林の中でいろいろなキノコを見かける。菌類は植物・動物の死骸を分解し、植物の栄養素として還元される。その他、気象条件や土壌条件等あらゆる条件と全ての物が係わり合って森林の生態系（エコサイクル）が成り立っている。その中で森林の多面的（公益的）機能も発揮され、森林の癒し効果ももたらされる。こういうものを少しでも子供達に伝えたいと思っている。が・・・森林に入ると草笛を作ったり、遊ぶことから始まる。